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消化不良に効くウルソとネキシウムの飲み合わせ

胆汁は肝臓で作られ、胆のうから十二指腸に分泌されて、主に脂肪の消化を助ける働きがあります。
胆汁の成分は小腸から吸収され、再び肝臓に戻って再利用されます。
これを腸肝循環と呼びますが、胆汁の流れが滞ると消化不良を起こし、胃もたれの原因になります。
さらに胆汁の成分が結晶して胆石となり、胆管に詰まってしまうこともあります。

ウルソは肝臓の血流を促進し、胆汁の流れをスムーズにすることで、消化不良を改善する薬です。
また小さなコレステロール系胆石であれば、溶かすこともできます。
主成分のウルソデオキシコール酸は、肝臓の機能を強化することから、C型肝炎治療の補助薬としても用いられます。

年を取ると脂っこい食事が苦手になるのは、肝臓の働きが弱まり胆汁が減ってくることも原因のひとつです。
このような方の、脂肪の摂りすぎによる胃痛や胃もたれには、ウルソが効果的と考えられます。
ただし胆石が大きすぎて、胆道が完全に閉塞している場合には、ウルソは使用できないので注意が必要です。
消化性潰瘍がある場合にも慎重に服用します。

ネキシウムも胃痛に効く薬ですが、作用機序はウルソとは異なり、胃酸の分泌を抑制する効果があります。
強い酸の刺激から粘膜を保護することで、胃潰瘍や逆流性食道炎を改善しますが、消化を促進する作用はありません。
同じ胃腸薬といっても、不調の原因によっては逆効果になることもあるので、症状に合わせて選ばなければなりません。
またネキシウムのような制酸剤を同時に服用すると、ウルソの働きが抑制される可能性があります。
飲むときは2~3時間ほど間を置くことが大切です。
他にも飲み合わせの悪い薬があるため、心配ならば医師に相談しましょう。